日本では、さまざまな理由から辞めたいのになかなか退職することができずに悩んでいる人のための退職代行サービスが大きな話題を呼んでいますね。
本人に代わって退職のサポートをしてくれスムーズな退職につながるため、年々利用者が増加しています。
でも、
“退職代行って英語で何ていうの?”
“海外ではどんな感じなんだろう…”
と疑問に思う方もいるかもしれません。
そこで今回は、
【退職代行は英語では何という?海外でも同じサービスはあるの】
についてフォーカスしていきます。
退職代行は英語では何という?

厳密にいうと「退職代行」を指す英語は存在せず、直訳するのは難しいのです。
ですが、あえていうなら“Leaving agency service” や”Resigning agency service”と表すことができます。
仕事を離れるためのサービスという意味です。
Retirementも退職という意味で利用されますが、これは途中で退職するのではなく、退職年齢に達したり隠居生活をしたりすることを指します。
そのため、利用する際は注意しましょう。
退職代行は日本でも近年急成長してきた市場ですので、英語の直訳がないのは仕方のないことかもしれませんね。
ですが、退職代行サービスは、海外では実際のところどのような認識なのか気になる人もいるはずです。
次の見出しで詳しくみていきましょう。
退職代行は海外でも同じサービスはあるのかチェック!

結論からいうと、海外に退職代行と同じサービスはありません。
家事や買い物などのさまざまな代行サービスは流行しているものの、退職代行は日本独自のサービスだといえそうです。
というのも、それには日本人の他人への心配りやコミュニケーションが苦手な国民性や社会性が関係しているから。
中国メディアでは、
“日本人は周囲を気遣って辞めると言い出せなかったり、会社側から引き留めに合ったりするためスムーズな退職が困難だ”
などと紹介されています。
一方、中国では現代の日本以上に転職に積極的で、ステップアップのためや自己評価が低い場合など当たり前に退職を申し出ることがほとんどです。
アメリカでも同様の事例が見られ、退職代行をもし利用するとしたら、“自分でやるのが面倒”な場合が多くなると予想されます。
中国やアメリカでは、英語でいうと「ghosting(ゴースティング)」という現象も見られるようです。
「ghosting(ゴースティング)」とは、採用された初日や大型連休明けなどに何の連絡もなく会社に来なくなることを指します。
つまり、会社に何も告げずにいきなり退職するということです。
海外では国民性や社会性の違いから、日本とはまた違った問題が起こっているといえますね。
このようなことから、退職代行は日本人のニーズにぴったりの画期的なサービスだといえ今後ますます注目されるサービスです。
まとめとして
退職代行サービスは日本人にとっては心身の負担を減らすための救世主的サービスだといえます。
ですが、受け取る相手が違うと利用する理由も変わってくるのですね。
海外では日本人ほどのニーズが見込めないため、サービスが展開されていないのでしょう。
周囲への心配りは日本の良い国民性ですが、もう少しコミュニケーション能力を磨くの必要がありますね。
とはいえ、コミュニケーションのできないブラック企業は数多く存在しますから、心身の負担が大きくなる前にプロに相談することをおすすめします。